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「セドリック・カサノヴァ」は、パリ10区で多くのシェフ、
グルメたちに支持されているシチリア産オリーブオイルとシチリア食材の専門店
「ラ・テット・ダン・レ・ゾリーヴ」(La T?・te Dans Les Olives)の東京店です。
「ラ・テット・ダン・レ・ゾリーヴ」誕生
元シルクドソレイユの綱渡り芸人というユニークな経歴を持つセドリック・カサノヴァは、2008年パリの10区に小さなブティックをオープンしました。その名も「ラ・テット・ダン・レ・ゾリーヴ」(La t?・te dans les olives)、「頭はすっかりオリーブ漬け」という意味です。日本では、オリーブのことばかり考えている、このセドリックの想いをブランドロゴとして表現しています。
フランス人なのになぜ?
父はシチリア出身のイタリア人、母はチュニジア系フランス人。セドリックは移民の子としてフランス・パリに生まれます。サーカスで世界を周り、あるとき懐かしいシチリアに戻ってみたら、オリーブ畑に吹いていたのはグローバリゼーションの風でした。小さな農家の個性あるオリーブ品種はまとめて安く買い取られ、大きなメーカーのオリーブオイルに混ぜられていたのです。
イタリアには500種類を超えるオリーブ品種があるのに、画一化がされて行く…。かつては家族が生き抜くための大切な糧だったオリーブオイルも、核家族化で自家消費が減り、代わりにそれら小規模農家のオリーブは「輸出用」という新しい「市場の原料」となったのです。
セドリックは思いつきました。「農家の数だけ、品種の数だけある個性的なオリーブオイルをパリの有名なシェフたち、感度の高い消費者に届けられたら、故郷シチリアの農業を活性化するソーシャル・ビジネスになるのでは…。」
そうして始まった、「ラ・テット・ダン・レ・ゾリーヴ」。セドリックが初めてシチリアからパリに運んだ300リットルのオリーブオイルはあっという間に売り切れ、話題となりました。今では多い年でオリーブオイルの種類は60を超え、アラン・デュカスやピエール・エルメなど世界的に活躍するシェフたちから支持されています。